女子高生の制服を着たダンスグループアバンギャルディーをご存知ですか?
クラスに一人はいそうな窓際の席で校庭をじっと見つめていそうな女子高生で、見た目は運動神経があるように見えない前髪パッツンの女性ダンスグループです。
現在メンバーは19名の女性で構成されていますが、背丈は皆同じくらい、髪型は同じ、顔もなんとなく似ているので、初めて見た人は少し異様に感じるかもしれません。
そんなアバンギャルディーが巷で話題になっているので一体何者なのか調査してみたいと思います。
意外なアバンギャルディーの素顔が見えてくるかもしれません。
アバンギャルディーの無表情ダンスとは?
アバンギャルディーのステージ衣装は見ての通り学生服です。
しかもお洒落なセーラー服とかではなく、昔ながらの古風な紺色の制服と教室などで使う上靴を履いています。
決してイケてる衣装ではなく、どこにでもいる地味な女子高生の集団といった感じですよね。
表情も生き生きした明るい顔をしているわけでもなく、根暗で友達もいないようなキャラクターですので、決してダンスをするような集団には見えないわけです。
ところがアバンギャルディーのダンスは今世界を席巻しているんですよ。
彼女たちのダンスを見てみたいと思います。
Watch this👩🏻👩🏻👩🏻👩🏻
— アバンギャルディ avantgardey (@avantgardey_) June 15, 2023
🎶迷い道 / 渡辺真知子#アバンギャルディ #迷い道#avantgardey #AGT pic.twitter.com/1zUdmNvrzC
見た目とのギャップが凄いですよね!
ひとつひとつの動作にキレがあって、全体の動きが揃っていて見る人をくぎ付けにしてしまうパワーがありますね。
ダンスナンバーが昭和の歌謡曲というところが令和の今の時代とギャップがあって、まるで昭和時代にタイムスリップしたかのような錯覚に陥ってしまいますよね。
アバンギャルディーの出身校はどこ?
アバンギャルディーが通っているメンバーはどのような人たちで構成されているのでしょうか?
実はアバンギャルディーのメンバーは全員が高校生ではありません。
アバンギャルディーのメンバーは18歳から28歳までいることが分かりました。
また、メンバーの半数は登美ヶ丘高校出身なんです。
登美ヶ丘高校といえばダンス部が強豪で、一世を風靡したバブリーダンスでは伊原六花さんがリーダーとして世界的レベルで有名となりましたよね。
バブリーダンスはまさにバブル期の日本を象徴するように、ド派手でギラギラした遊び人の女性像をイメージしてたものでしたが、アバンギャルディーの風貌は真逆ともいえる古風で少し根暗な女学生像を演じています。
それもコロナ禍で自由を閉塞されてきた時代を表しているのでしょうか?
本当は遊びたいけれどコロナで遊びにも旅行にも行けない。
そんな抑圧されてきた鬱憤が心の中で弾けんばかりに激しいダンスと表情で表しているかのように、アバンギャルディーのダンスパフォーマンスは無表情とは裏腹に激しいものなんですよ。
そんなアバンギャルディーを演出しているのは誰なんでしょうか?
アバンギャルディーのプロデューサーは誰?
アバンギャルディーのプロデューサーはakaneさんです。
akaneさんはあのバブリーダンスの生みの親で、2017年にあの振り付けが完成していたんですね。
akaneさんは2019年には登美ヶ丘高校のコーチを退任されていたそうですが、登美ヶ丘高校に限らず振り付けの幅を広げていたそうなんです。
2022年にakaneさんはダンスチームのアバンギャルディーを発足して、プロデューサーや振り付けを自らに担当することになったんですね。
そもそもアバンギャルディーのメンバーをどのようにしてakaneさんは選んだんのでしょうか?
アバンギャルディーのメンバー選考基準とは?
akaneさんは自身のダンスチームakanekikakuに50名ほどのメンバー所属しているのですが、今回のアバンギャルディー発足については20名が定員だったことを受けてオーディションの条件をいくつか選定していたそうです。
akaneさんがアバンギャルディーに必要としたこととは
- 面白いという感覚が似ていること
「自由に表現してほしい」という抽象的な指示を出した際、その人が表現したものが私の感覚と近ければ、一緒に素晴らしい作品を作れる
引用元 REALSOUND
- 表情が豊かであること
メンバー選考でも特に重視した項目です。TikTokはダンスそれ自体はもちろんですが、演者の表情にも注目されやすい。表情での表現が豊かなメンバーが揃ったからこそ、TikTokで支持を獲得できたのではないでしょうか
引用元 REALSOUND
- 身体が張れるかかどうか
面白いことを恥ずかしがらずに追求でき、人前でもそれを出し切れるか。また、自分自身を客観的に捉えて「自分がこういう表情をすれば楽しんでもらえるだろう」ということを理解して表現できる“自己プロデュース力”があるメンバーを選抜しました。
引用元 REALSOUND
akaneさんは選考基準を細かく決めることで、アバンギャルディーが魅力あるチームになったんでしょうね。
アバンギャルディーのコンセプトとは?
アバンギャルディーが踊る曲は昭和の歌謡曲が多く使われています。
「かもめが飛んだ日」や「エキゾティックジャパン」など今では少し懐かしい曲ですが、これはakaneさんが好きな曲を選んでいることと、日本の楽曲しか使えな規定により昭和の歌謡曲に決まったようです。
私がもともと昭和の歌謡曲が好き、ということもありますが、『THE DANCE DAY』では日本の楽曲しか使用できない規定があるため、「これはもう私の好きな歌謡曲にしよう」と思いました。
引用元 REALSOUND
このようなひと昔前の曲を使うことによって、衣装や髪型まで自然と決まっていったということでアバンギャルディーのイメージが完成したということなんですね。
「ジャンパースカートのような懐かしさを感じられる制服で、おかっぱ頭ならマッチするだろう」と頭に浮かびました。
引用元 REALSOUND
aakaneさんが目指すダンスはカッコイイではなく、気持ち悪いを意識していることからアバンギャルディーのコンセプトがバッチリ決まったということなんですね。
私のダンスは「カッコイイ」とか「可愛い」というよりは、「見たことがない」「面白い」「気色悪い」と思ってもらうことを意識しています。同じ格好をした人たちが同じ動きをすることにより、気持ち悪さや面白さ、非日常的な感覚を印象付けられると考え、衣装も統一しました。
引用元 REALSOUND
アバンギャルディーの独特な気色悪さはakaneさんの狙った通りの演出だったんですね。
まとめ
アバンギャルディーの謎について調査してみました。
少し不気味ですけど、人の心を惹きつける魅力をもったアバンギャルディーの結成秘話やコンセプトはプロデューサーakaneさんの狙い通りだったんですね。
ジャンパースカートにおかっぱ頭ありふれた集団ではなく、あのダンスで有名な登美ヶ丘高校出身のダンス部が半数を占めるいわばプロ集団であることが分かりました。
見た目は不気味でもキレキレのダンスというギャップが人の心を惹きつけているのですね。
これからもメディア進出が広がっていくと思わせくれるアバンギャルディーから目が離せないですね。
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