YOASOBIのボーカルの幾田りらさんの歌声って特徴的ですよね。
透明感があって時に躍動的な歌声と、夜に駆けるなどアニメーションのPVが絶妙にシンクロして物語の中に引き込まれるところが魅力的なのではないでしょうか。
夜に駆けるを聞いているとふと思ったんですけど、歌声がなんとなく昔懐かしいような感じがしてたんですよね。
よくよく聞いてみると歌声の節々に演歌のようなこぶしが効いているように聞こえないですか?
幾田りらさんはもしかして昔演歌か民謡を歌っていた経歴があるのではないのかな?
幾田りらさんの歌手としての経歴や演歌に興味があるかを調べてみたいと思います。
幾田りらの歌声はこぶしが効いている?
夜に駆けるの出だしが特徴的だと思うのですけど、
♪しずむようにとけていくように♪の「む」が「むうう」、「に」が「にいい」
♪ふたりだけのそらがひろがるよるに♪の「り」が「りいい」、「に」が「にいい」
って聞こえないですか?
あいうえおの母音を引っ張っているところが、こぶしが効いているなと思わせるところだと思います。
ボーカルの専門知識によると
こぶしは音を上下に震わせるテクニックです。
VOAT
音程は決まっていなくてその一瞬だけを震わせるテクニックです。
さらには
母音を2回歌う意識をすることでこぶしになります。
VOAT
「あなたに会いたくて」という歌詞を例に挙げて説明致します。
「あなたにー会いたくてー」の「あなたに」の箇所をこぶしを効かせて歌う場合は伸ばす際に「に」の母音である「い」を2回歌います。
「あなたにいぃー会いたくて―」と変えます。
こぶしは演歌や民謡だけと思っていましたが、ポップスでも使われているんですね。
確かに幾田りらさんの声は個性的です。
演歌や民謡などのイメージが強い「こぶし」ですが、歌の一音に装飾音をつけて節を回す歌い方としてポップスの分野でもよく使われています。
VOAT
こぶしをつけることで個性的な歌い方になります。
ビブラートとこぶしは似て非なるもので、幾田りらさんは一時的に音の変化をつけているところからこぶしを効かせているのだと推測されます。
ビブラートも音を上下に揺らすテクニックですが、こぶしとは違います。
VOAT
ビブラートは規則正しい音の高低差の繰り返しで音を揺らしていく技術ですが、こぶしは一時的に音を急激に上げたり徐々に下げたりします。
夜に駆けるにはビブラートが使われている部分もあります。
曲の最後のほうにある部分です。
♪きみははじめてわらった♪の「た」が「たああああああ」と規則正しい音の高低差を繰り返して音を揺らせていますね。
似ていて非なる「こぶし」と「ビブラート」を一曲の中で自由自在に取り入れることができると、抑揚のついた個性的な歌い方になります。
VOAT
夜に駆けるが大ヒットになったのは、演歌や民謡のようにこぶしとビブラートを組み合わせている、日本人の奥底にある魂を揺さぶるような曲調だったからでしょうか。
幾田りらは演歌歌手の可能性もある?
こぶしもしっかり効かせる事ができる幾田りらさんに演歌歌手の可能性はあるのでしょうか?
幾田りらさんは振り袖姿もとてもお似合いで、演歌歌手となったらこういう出で立ちになるのでしょうね。
幾田りらさんが演歌歌手のようという声も聞かれますが、それは幾田りらさんの安定感のある歌声がそう思わせているのでしょう。
幾田りらさんは中低音がしっかり出せるからあの高音が出せるんだろうね。安定感が凄すぎてもはや演歌歌手みたいだった。
— ふっきー🍪 (@fuku_fukki) August 13, 2021
スカパラの『Free Free Free』を聞いていると幾田りらの演歌ってめっちゃありのような気がしてきた。
— ミナミデ (@minamide_bp16) July 30, 2022
幾田りらさん演歌カバー集だしてほしい
— てむず (@temuzu) June 27, 2021
幾田りらさんが演歌歌手みたいという声も多いようですが、幾田りらさん本人は演歌に興味はないのでしょうか?
幾田りらの十八番津軽海峡冬景色を披露?
これの再生回数が25万もいくの?
— ももじろう (@momojiro0309) January 20, 2022
すげ〜な、幾田りら。#YOASOBI#ikura#津軽海峡冬景色
YOASOBI ikuraが演歌を 津軽海峡冬景色♪ https://t.co/3NGirmJDQx @YouTubeより
幾田りらさんが十八番という津軽海峡冬景色をテレビで披露しています。
本家さながらの歌声で演歌もなかなかいけるなと思ってしまいますよね。
幾田りらさんの演歌好きなところが夜に駆けるの歌い方にも影響してしまったのではないでしょうか。
もしYOASOBIが将来解散なんてことになっても、幾田りらさんはソロ活動にも精力的ですし、さらには新たな一面として演歌も歌えるシンガーソングライターなんて肩書も可能性ありですよね。
一緒に出演していたayaseさんがちょっと微妙な顔をしていたのもなんか印象的です。
まとめ
大ヒット曲夜に駆けるのこぶしが効いていると感じるのは、幾田りらさんの演歌好きが影響しているのでしょう。
YOASOBIとして、ソロ活動として多才な顔を見せてくれている幾田りらさんですから、今後は演歌歌手として活動する日もきっとある?のではと期待が膨らみます。
YOASOBIではikura、ソロでは幾田りら、演歌歌手ではどんな名前で出てくれるのでしょうか?
まだまだ幾田りらさんには多才な可能性が秘められていると思いますので、今後どのような顔を見せてくれるのかファンにとっては期待が高まりますよね。
これからの幾田りらさんの活躍ぶりを楽しみにしていきましょう!
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